Advanced Publishing Laboratory

11回目となる今回は、「マンガ・コミックの海外展開」をテーマに、吉井氏より講義をいただいた。コミック事業を実際に海外へ展開することを提案する際に使用された資料を用いて、その時の現状も踏まえての講義となった。各事業ごとの長けている部分・強化すべき部分を説明し、各企業の提携の課題とその可能性についても語られた。また、米国におけるコミック市場の現状と、講談社が米国でマンガ市場を拡大していく可能性・米国におけるマンガの展開戦略においては、展開事業プロセスの提案と事業分析について、具体例を用いながら話された。講義が終わったあとは、佐藤氏と吉井氏がディスカッション式で、市場が展開されていく際に見られる、海賊版・二次創作物と作品物のオリジナリティの問題・出版社のありかたとその葛藤に迫った。また、最後に最終成果物である、履修者のマンガのページ割りを説明し、講義は締めくくられた。